【新華社北京1月31日】昨年末時点における中国の4G(第4世代移動通信)ユーザーは10億近くで、浸透率が70%に達し、先進国の平均水準を超えている。国務院新聞(報道)弁公室主催の記者会見で明らかにされた。
工業・情報化部のデータによれば、昨年、中国の固定ブロードバンド普及率は72・5%に達した。全国に125カ所の大型・超大型データセンターが完成し、クラウドコンピューティングの基幹分野でブレークスルーが得られ、一部の指標は国際先進水準に達している。
情報サービス面では、昨年の電信業務総量が76・4%、電信業務収入が6・4%、モバイルデータとインターネット業務が26・7%の伸びを示した。通年の1ユーザー当たりの月平均モバイルインターネットデータ通信量は1775MBに達し、前年の2・3倍となった。
同部の技師長を務める張峰氏によると、中国の上場インターネット企業の営業収入は6年連続で40%超の伸びを示し、昨年は通年で1兆4千億元(1元=約17円)に達すると予想される。上場インターネット企業の時価総額は9兆元を突破しており、企業価値が10億ドル(1ドル=約109円)を超える「ユニコーン」企業は58社に達し、世界第2位となった。
張氏は、中国はインターネットと消費分野が深く融合し、内的成長原動力が育まれ、電子商取引(EC)、モバイル決済、シェアリングエコノミーで世界をリードしていると指摘し、次のデータを挙げた。昨年10月末時点で、中国のネット小売額は5・5兆元を超え、34%の伸びを示した。モバイル決済の取引規模は150兆元近くで、世界一位だった。配車アプリの1日当たりの利用件数は2500万件を超え、シェア自転車のユーザー数は3億を超えた。
「今後、われわれは人民大衆の新たな期待とデジタル経済の新たな潮流に積極的に順応し、ネット強国建設の歩みを引き続き速めていく」と張氏は述べた。
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