氷上でアシを収穫することはアシ原で育った人にとって捨てられない思いがある。
3日、午後の日差しが冬の「華北明珠」白洋淀にぬくもりを届ける。安新県光淀村の村民、63歳の張大堆さんは昼ご飯を済ませ「アシを取ってくる。冬の実感が湧かないからな」とつぶやきながらそそくさと出かけた。張大堆さんにとって、氷の上でアシを収穫することは、もはや家族を養うためではなく、アシ原に育った人々にとって捨てられない思いがある。