伸びやかな声を響かせるIGW小熊合唱団。(橋口いずみ)
【新華社東京2月2日】中日国交正常化45周年、中日平和友好条約締結40周年を記念する青少年交流事業「日中青少年音楽交流大会」が1月31日、2月1日に山梨県で開催される。同交流大会に参加するため訪日している中国北京を拠点とするIGW小熊合唱団の4ー12歳の団員20人とその保護者らが29日、在日中国大使館を訪問した。
一行は大使館文化部の栄蓉・二等書記官の案内で館内を見学した後、「向世界小朋友問好(世界の子供にあいさつ)」「崖の上のポニョ」「最好的未来(最高の未来)」など5曲を披露、澄んだ高音を館内に響かせた。
栄蓉書記官は「合唱団の皆さんは初めての日本訪問と聞いている。今年は中日平和友好条約締結40周年の節目でもあり、交流活動は非常に意義のあることだと感じている。日本滞在中に大いに学び、楽しみ、交流してほしい」と述べた。
表敬訪問を終え大使館前で記念撮影をする一行。(橋口いずみ)
また、日本側の受け入れ機関であるNPO法人東方文化交流協会の高山英子理事長は「今回の活動が子供たちの国際的視野を広げ、芸術の教養を高め、子供たちの将来にプラスの影響を与えるものとなることを希望する」と期待を寄せた。
一行は、東京都内の日本科学未来館や皇居などを見学した後、山梨県へ移動。県内の公立小中学校を訪問し、音楽の授業に参加するなどして交流を深める予定。
IGW小熊合唱団は2009年設立の生物保護を理念とした児童合唱団。設立以来、積極的に各種の公益活動に参加しているほか、中国国内外で多くの重要行事に出演し、受賞経験も豊富な実力派。(橋口いずみ)
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