【新華社ロンドン1月5日】新しい1年、科学界にはどんな注目すべきことがあるだろうか?各国が巨額を投じる宇宙探査の任務からゲノム編集まで、英国『ネイチャー』誌は2日、2018年に科学界に影響をもたらす可能性のある幾つかの事柄を選出した。
人類の宇宙に対する探査は新しい1年も引き続き行われていく。『ネイチャー』誌の発表した総括記事によると、カナダの「水素広域マッピング実験(CHIME)」プロジェクトは今年全面的にスタートし、科学者がより詳細なデータを入手して宇宙の謎を解明するのに役立つ見込みだ。4月には、天文学者も欧州の天文衛星「ガイア」を使用して取得した2組目のデータにより、銀河系の10億個を超える恒星の位置や運行状態を分析し、銀河系に対する理解を深める計画だ。
病気治療の面でも、今年は大幅な進展があるかもしれない。 記事によると、CRISPR–Cas9に類似するゲノム編集の道具を臨床治療へ導入する試みがますます多くなる。ガン治療にも新しい進展があるかもしれない。DNAシークエンシングの利用により、科学者はガン細胞の成長に影響するDNAを深く分析できる見込みとなった。
欧州原子核研究機構(CERN)の実験によると、粒子加速に関する新たな方法が実行可能性を備え、現在実質的な実施段階に入っている。これに成功した場合、この技術は最終的に、体積がより小さく、コストのより低い衝突型加速器を科学者が開発するのに役立つことになる。 今年の国際度量衡総会で、代表者は新しい国際単位制度の改訂案を審議する予定だ。これには、「キログラム」、「ケルビン」、「モル」、「アンペア」といった単位の再定義が含まれる。改訂案が最終的に採択された場合、新しい計量単位は2019年5月から有効となる。
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