【新華社北京1月5日】中国ネット通販大手の京東集団(JD.com)は4日、同社初となる生鮮食品を扱う実店舗「7Fresh」を正式に開業した。店内ではインターネットやビッグデータなどを利用した数多くのスマート・サービスが採用されている。京東集団の副総裁で「7Fresh」の総裁の王笑松氏は、これから3年から5年かけて、全国でこのようなスーパーを1千店以上開店する計画との見通しを示した。
王氏によると「7Fresh」の売り場は4千平方メートルを超える。試営業初日、専用アプリのユーザー数がリリース当初から3000%増加し、一日に一店あたりの来店数は一万人を超える見込み。店の大部の商品がアプリで同時に販売され、店舗から3キロ圏内であれば、最速30分で配達されるという。
また導入されたスマート・サービスでは、ビッグデータを用い、売り場の卵は排卵から12時間以内で管理。「マジックミラー」と呼ばれるセンシングシステムは、果物の産地や糖度、生産履歴などの情報が消費者に提供する。買い物カートとスマートフォンアプリを連動させれば、カートは「主人」の後を自動でついて回り、アプリで選んだ商品を自動でカートに入れる。バックヤードもスマート化され商品補充も自動で行われるという。
支払いには顔認証決済や自動計算POSレジが導入され、スマートフォンを振るだけで支払い額のQRコードが表示される。
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