【新華社北京12月28日】中米両国の研究員はこのほど、英国の学術誌「バイオロジカル・コンサベーション」で、パンダの足跡によってその個体と性別を識別する新技術を開発したと発表した。
これまでは、パンダのふんに残る未消化の竹の皮についた歯形を利用してその個体を判断していたが、正確性に欠けた。ふんを使った遺伝子検査で正確に個体を識別することもできるが莫大なコストがかかる。
人類の指紋と同様、動物の足跡はそれぞれ異なるため、米デューク大学などの研究員がパンダの足跡のデジタル画像を読み取り分析する「足跡識別技術」という対話型ソフトウエアを開発した。
中国のジャイアントパンダ保護研究センターで行われた実地試験では、パンダの個体と性別の正解率は90%を超えたという。また、同技術はスマートフォン1台と物差し1本あれば画像を撮影・提出できるため、パンダのような動向の追跡が難しい野生動物の研究に適している。
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