新華網北京9月28日 中国国務院は27日、「輸出入商品の品質・安全リスク警戒と迅速対応監督管理のシステムを整備し、消費者の権益を確実に守ることに関する意見」〈ガイドライン〉を発表した。
「意見」は次のように指摘している。習近平総書記の一連の重要演説の精神と国政運営の新理念、新思想、新戦略を深く貫き、人民を中心とする発展思想を堅持し、安定の中で前進を図る全般的基調を堅持し、新たな発展理念をしっかり樹立し、貫徹、実行し、リスク管理を主軸とし、輸出入商品の品質・安全保障と品質向上促進を核心とし、品質・安全ガバナンス体系とガバナンス能力の近代化を持続的に推進しなければならない。
「意見」は次のように明確にしている。「安全を基本とし、最低ラインを厳守する。予防を主とし、規制と結びつける。指導を刷新し、政策を科学的に定める。開放・共有を推進し、共同対策の連動を図る」基本原則を堅持し、輸出入商品の品質・安全監督管理制度を一段と確立、整備し、消費者の権益と国の安全を確実に守り、社会・市民が品質・安全面のリスク、危害を受けないよう予防、保護し、民生保障と経済発展のため質的に高い供給を行わなければならない。「意見」は5方面の22の具体的措置を提起している。
第一に、品質・安全リスク監視を全面的に強化する。全国統一のリスク監視計画を策定、発表し、リスクを系統的、持続的に監視し、監視結果を法に基づき公表する。リスク情報収集を拡大し、消費者からの苦情と企業からの報告のチャンネルを整備する。大学・専門学校、研究機関、業界協会などが品質・安全リスク情報を主体的に報告することを奨励する。基礎的保障を整備し、リスク情報共有の実現を加速する。
第二に、品質・安全リスク評価の科学的最適化を図る。リスク評価機関の発展を促し、社会機関の参加を支持する。リスク評価の方法を研究し、専門人材陣を育成し、専門家委員会の業務メカニズムを整備する。リスク評価結果の応用を強化し、輸出入商品の品質・安全レベルを客観的に評価する。
第三に、品質・安全リスク警戒の整備に力を入れる。リスク警戒等級基準の区分と動的見直し規則を整え、分類リスク警戒を実施する。警戒情報発表の仕組みを整え、的確な発信を模索し、発表手段を豊富にし、照会チャンネルをスムーズにする。
第四に、品質・安全リスク処理を迅速に実施する。欠陥輸入商品の回収を強化し、製造業者、輸入業者の主体的回収を奨励する。「約束厳守を奨励し、約束違反を懲戒する」原則に従い、品質違約懲戒を持続的に推進する。品質・安全面の違法行為に対する処罰を強化し、「ブラックリスト」をつくり、偽物・粗悪品など品質・安全違法行為を厳しく取り締まる。
第五に、品質・安全リスク結果の運用を重視する。企業の品質・安全に対する主体責任を明確にし、厳格に責任を追及する。警戒、通報、評議など技術的貿易措置対応にしっかり取り組み、協議を強化し、貿易紛争を解決する。法的検査リストの動的見直しを実施し、検査権益監督管理方式を改革し、有効な監督管理介入と差別化許可を実施する。第三者検査結果採用情報管理の整備を加速し、品質・安全のトレーサビリティーを模索する。
(新華社より)
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