新華網北京9月27日(記者/丁小渓)公安部はこのほど、近年、中国の公安機関は国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)と法執行や安全協力を絶えず深化させ、ICPOのルートを通じて相互に捜査を行う事件は毎年約3000件に上ると明らかにした。
2016年に中国がICPOのルートを通じて処理した事件は2837件で、このうち国外からの捜査要求が2542件、中国側から国外への捜査要求は295件だった。提出されたレッドノーティス(国際的な逮捕令状に最も近い文書)は612件で、刑事司法協力事件の処理数は257件、引き渡し案件は17件だった。
公安部の責任者によると、2016年、中国はICPO中国及び中央アジア地域知的財産権保護大会や、第1回アジア地区警察業務能力構築会議などの重要国際会議を運営し、ICPOの枠組みのもと、多国間の法執行での協力を推進してきた。また反テロ、サイバー犯罪、逃亡中の容疑者の追跡などに関する国際会議出席という機会を活用し、ICPOデータベースの使用推進などの問題に関し取り組みを強め、優れた成果を得ることができた。2016年11月には、公安部の孟宏偉副部長がICPOの新総裁に選出され、双方の協力が新たな段階に入ったことを示した。
(新華社より)
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