新華網北京9月20日(記者/胡喆)中国航天科工集団第二研究院はこのほど、同院203所のルビジウム原子時計を用いた電波高度計が検収テストを通過したことを明らかにした。これは海洋観測衛星「海洋2号」に初めて搭載されるルビジウム原子時計だ。ルビジウム原子時計の搭載後、理論上の年間平均測定誤差はミリメートルレベルの高精度となり、ケタ違いのレベルアップとなる。
「海洋2号」は中国初の海洋動力環境観測衛星で、グローバルな観測能力を持ち、さらに天候の影響を受けないマイクロ波観測機能を備える。これにより中国の海洋衛星が初めてセンチメートルレベルの精度に達し、どのような時間、天候でも貴重な海洋環境データを得ることができ、中国の海洋監督管理、領海権の維持、海洋科学研究の能力を大幅に引き上げた。
(新華社より)
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