新華網北京12月21日（記者/劉錚、申鋮）外的に不透明感が強まり、内的に経済の下押しの重圧とリスクの試練がある。2017年は中国のマクロコントロールはどのように対応し、人心を動かすのだろう。中央経済工作会議で2017年も積極的な財政政策と穏健な通貨政策を継続して実施することが明確化されると同時に、財政政策を「より積極的かつ効果的にすべき」で、通貨政策を「穏健で中立的であるように維持する」ことが提起された。
通貨政策：穏健かつ中立的に流動性の基本的な安定を維持
通貨政策は流動性をコントロールする「マスターバルブ」であり、実体経済及び金融市場の「血液」を提供している。最近は米連邦準備制度理事会（FRB）の金利引き上げによて、世界中の資金の流れに変動が生じ、中国国内ではレバレッジ解消を推進中で、安定した流動性のある環境は中国の経済と金融の発展にとって極めて重要と言える。
通貨政策は依然として安定した通貨政策だが、「通貨政策は穏健で中立的でなければならない」という意見は、今後の通貨政策の動向に新しい「注釈」を加えた。流動性の定義については、昨年の経済工作会議で提起された「流動性の合理的な余裕の維持」から「流動性の基本的な安定の維持」に変更された。
財政政策：供給側改革により積極的かつ効果的に助力する
財政政策は国家の財政收支の増減を通じて、「わずかな労力で最大の効果をあげる」独自の作用を発揮している。当面は経済のモデル転換とアップグレードはまさに難関攻略の段階にあり、財政政策は大いにやりがいがあるだろう。中央経済工作会議で財政政策はより積極的かつ効果的であるべきで、予算計画は供給側の構造改革の推進、法人税負担の軽減、民生の基本保障のニーズに適用しなければならないことが明確に提示された。推進しつつある供給側の構造改革において、生産能力の削減、レバレッジ解消などの取り組みは人員配置などのコストを負担し、欠点を補うなどの業務に技術改造への投資を拡大する必要があり、政府の「巨額投資」に支えられた導きと切り離すことができない。
財政通貨政策の協調と連携で安定した前進を保証する
通貨政策と財政政策はマクロコントロールの「左肩と右腕」と同じだ。各自の分業を明確化すると同時に、協力を強化することも大きなカギを握る。
財政政策の構造調整の推進、市場の活力の活性化における役割はより直接的で正確なものだが、通貨政策の積極的な融合と連動が求められる。
中国社会科学院財経戦略研究院の蒋震研究員は次のように指摘する。企業のコスト削減の強度をより一層、引き上げるためには、財政政策と通貨政策の協調と連携を強化する必要がある。一方で、より積極的で効果的な財政政策を通じて、企業の税負担を軽減し、もう一方で、穏健で中立的な通貨政策によって、金利を適当な水準に維持し、流動性の基本的な安定を維持することで、コスト削減とモデル転換促進の合力を形成する。
中国国際経済交流センター、情報部の王軍部長は「来年の経済活動で安定しながら前進することを実現するためのカギは、財政政策と通貨政策において正しい位置付けを行い、適切に協力し、均衡を維持しながら安定成長し、リスクを防止し、構造を調整し、民生に還元するなどの多数の重大目標にある。」と強調した。
（新華社より）
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