新華網東京12月21日(記者華義)北京時間の20日19時(東京時間の20時)、日本・宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から小型運搬ロケット「イプシロン」を成功裏に打ち上げ、ジオスペース探査衛星(ERG)を予定の軌道に投入した。
これは日本が半月以内に2回目に打ち上げられた運搬ロケットで、固体燃料ロケット「イプシロン」の2回目の打ち上げでもあり、このロケットは2013年9月に初めて打ち上げられていた。重さ約350キログラムのERGは宇宙航空研究開発機構が研究開発した地球の周りを回る宇宙背景放射観測衛星で、地球を回る高エネルギー粒子の放射線帯「バン・アレン帯」で高エネルギー電子が発生する原因とそのプロセスなどを観測するのに用いられるという。
「イプシロン」ロケットは長さ約26メートル、直径約2 . 6 メートル、総重量は約95トン、近地球軌道での積載量は1 . 2トン、太陽同期軌道での積載量は0.59トンとなっている。「イプシロン」ロケットはコストが低く、機動性も高いので、弾道ミサイルへ発展する潜在力を備えているとみなされている。
(新華社より)
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