設備は100%国産化で精度はセンチメートルに達する衛星ナビゲーションシステム・北斗全地球航法衛星システムの研究開発から建設、運営、メンテナンスに至る一連の任務が完了し、北斗システムは中国初の自動運転車にセンチメートル級の高精度測位サービスを提供できるようになった。自動運転車の普及を後押しするものとみられる。新華社が伝えた。
これまでの北斗システムは衛星による測位のみで、精度は5~10メートルが限界だったが、現在は地上の追跡ステーションを利用して、高速での移動時でもメートル以下の精度を実現し(0.4~0.5メートルレベルの測位が可能)、ドローンや自動運転車などの輸送設備の通常の動きの範囲であればセンチメートルレベルの高精度測位サービスを提供できるようになった。
同システムは中国兵器工業集団公司が構築したもので、高精度の受信機、アンテナ、データ交換機などのコア部品はすべて国産品だ。これほど大規模に国産設備を利用したナビシステムは中国では北斗が初ケースとなる。
(人民網日本語版)
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