全国社会保障基金理事会の楼継偉理事長は27日、「世界的な需要不足や債務などといった問題は、世界経済の中長期構造性の問題だ。構造性改革の面で、中国政府は一連の改革措置を講じており、比較的に速い進展を見せている」と述べました。
これは、楼理事長が当日開かれた中国経済と国際協力年次会議及び新「巴山輪」会議2016で述べたものです。
楼理事長は、「中国は構造性改革の面で、著しい成果を収めている。政府機構の簡素化と権限委譲、業界の参入条件の緩和によって市場参入の障壁を打ち破った。また、価格改革の推進は市場価格形成への不当な干渉を減少させた。戸籍制度改革の推進、都市部と農村部住民の基本養老保険と医療保険などの整理統合は都市部と農村部の生産要素の移動を促進した。また財政改革の推進は予算の公開度合いを拡大した」と語りました。
楼理事長はまた、「労働生産率の向上、財政の持続可能性の維持、生産要素の効果的な移動の推進などは来年の重要な課題だ」と指摘しました。
(中国国際放送局)
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