配車サービス中国最大手の「滴滴出行」はこのほど、米エイビス・バジェット・グループとの間で戦略提携協議を結んだことを発表した。双方は、滴滴のユーザーに対し、175の国と地域で海外レンタカーサービスを共同で展開する。新サービスは、年内にも滴滴のアプリでスタートする見通し。これにより、中国のユーザーは、海外旅行や海外出張の際に、滴滴を通じてレンタカーの手配ができるようになる。新華社が報じた。
エイビス・バジェット・グループは、世界有数の自動車レンタルサービス企業で、傘下の各ブランド会社は、利用者の様々なニーズに対応している。このうち、エイビス・レンタカーとバジェット・レンタカーの2大レンタカーブランドは、世界175の国と地域に営業拠点を1万ヶ所以上もつ。
提携協議によると、滴滴とエイビス・バジェット・グループは、商品・技術・現地の商業資源に関する協力を展開、中国のユーザーに簡便かつスピーディな海外レンタカーサービス業務を展開する。滴滴のユーザーは、現地の空港や市街地の営業店でレンタカーを借りることが可能となる。
滴滴レンタカーは、滴滴出行が推進している業務で、今後1年間に、滴滴レンタカーはレンタル対象都市を段階的に拡大していく計画という。
海外レンタカーに関する統計データによると、2015年、中国におけるオンライン海外レンタカー市場の取引額は131億3千万元(1元は約16円)に達し、マイカー旅行は海外旅行の新たなトレンドとなりつつある。
(人民網日本語版)
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