ネイチャー誌(電子版)は北京時間24日早朝、中国疾病コントロールセンター伝染病研究所の張永振研究員のチームによる学術論文、「無脊椎動物RNAウイルス圏の再定義」を掲載した。この2011年に始まる研究では、いままで1445種の新たなRNAウイルスが見つかり、多様性を豊富にした。また、遺伝進化の角度から、RNAウイルスの発生と進化の基本法則を示した。うち一部のウイルスは既知のウイルスと大きく異なるため、新たなウイルス科として再定義する必要が生じたとしている。科技日報が伝えた。
国際ウイルス分類委員会の統計データによると、現在までに確認されているDNAウイルスとRNAウイルスは計2284種。張氏の研究によって見つかった新型ウイルスは数が多く、ウイルスの「データバンク」を充実化させたばかりか、ウイルス進化の主な不足を補った。また、ウイルス学の伝統的な観念を変え、生命の起源・進化の認識に新たな基礎を築いた。
(人民網日本語版)
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