新華網北京10月19日(記者/田兆運、祁登峰)宇宙船「神舟11号」の順調な宇宙飛行に伴い、北京航天飛行制御センターが独自に研究開発したソフトウェアシステム「飛行制御作業プラットフォーム」が注目を集めている。
宇宙飛行任務がますます過密になり、管理する宇宙船が増加するにつれて、従来型の計画と作業モデルに照らして、人間の力だけに依存して全ての業務を担当するならば、飛行制御任務は非常に膨大になる。「必ず規律を総括し、規律を見直し、モデルを確立し、汎用サポートシステムを構築して、飛行制御業務のために融合型のスマート化サービスを提供しなければならない。これによって、人間に依存する任務を削減できる。」有人宇宙飛行と月探査プロジェクト任務を自ら体験した同センターの李剣副主任はこう語る。
システム研究開発の于天一デザイナーは「プラットフォームの研究開発は、未来の宇宙飛行制御の発展の潮流をリードする。」と述べ、また、同システムは中国の未来の宇宙ステーションへの飛行制御任務に着目し、任務規則と経験を活かした飛行制御モデルと方法を刷新したもので、その原型だけでスマート性と高効果、迅速な反応、通用性が高いなどの一連のメリットを備えていると述べた。
于天一デザイナーは、「このプラットフォームは一つの原型で、この任務での応用も1回の試験に過ぎない。」と述べ、また、未来の宇宙飛行制御に大規模なグループ作戦は不要で、規則を用いてコントロールできる業務に人間が参与する必要はなく、非常時の迅速な処置についても人間に依存しないことが可能になると述べた。
(新華社より)
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