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人民元が6年ぶり安値 10月は累計600bp下がる
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-10-18 16:06:42 | 新華網 | 編集: 王珊寧

  中国の人民元レートが対米ドルで再び値下がりした。今月の取引日6日間のうち元安となったのは5度目で、今月は6年ぶり安値を5度更新している。

  10月17日の人民元レート基準値は222ベーシスポイント(bp)安の1米ドル=6.7379元。9月30日と比べ、601bp安となり、約0.9%下がった。

  10月10日に、ここ3カ月保っていた「底値」の6.70元を破り、人民元安が加速した。『北京晨報』の記者が記事を掲載した時点で、人民元のオンショアスポットレートは一時6.740元の安値をつけ、オフショアレートは6.75元を破り、安値が6.7501元となった。

  業界関係者は一様に、米ドル高が依然として人民元安の大きな要因になっているとの見方を示す。米FRBが先週末に発表した経済統計によると、9月の小売売上高は前月比0.6%増で、3カ月ぶりの大幅な伸びを記録し、米ドルを支えた。

  中金所研究員の趙慶明チーフ・エコノミストは、為替レートがファンダメンタルズの影響を受けるため、今後米ドルが高値で推移し、新高値をつける可能性もあるとの見方を示した。また、中国の外貨準備高の減少が続くことや、9月の消費者物価指数(CPI)などの指標が予想を下回ったことが、人民元安につながったとみている。

  中国銀行は、第4四半期に人民元安の圧力が残るものの、下値の余地が限られ、上下の激しい変動が続く可能性があると分析した。また、民生銀行研究院のマクロ経済研究員を務める劉傑氏は、10月の為替動向が極めて重要となり、中国人民銀行(中央銀行)の為替政策の方向性をある程度反映すると指摘。「もし10月に人民元レートが秩序だって緩やかに下落すれば、当局が人民元の上下双方向の変動に対する許容度を拡大する可能性がある」としている。

 

  (チャイナネット)

 

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新華網日本語

人民元が6年ぶり安値 10月は累計600bp下がる

新華網日本語 2016-10-18 16:06:42

  中国の人民元レートが対米ドルで再び値下がりした。今月の取引日6日間のうち元安となったのは5度目で、今月は6年ぶり安値を5度更新している。

  10月17日の人民元レート基準値は222ベーシスポイント(bp)安の1米ドル=6.7379元。9月30日と比べ、601bp安となり、約0.9%下がった。

  10月10日に、ここ3カ月保っていた「底値」の6.70元を破り、人民元安が加速した。『北京晨報』の記者が記事を掲載した時点で、人民元のオンショアスポットレートは一時6.740元の安値をつけ、オフショアレートは6.75元を破り、安値が6.7501元となった。

  業界関係者は一様に、米ドル高が依然として人民元安の大きな要因になっているとの見方を示す。米FRBが先週末に発表した経済統計によると、9月の小売売上高は前月比0.6%増で、3カ月ぶりの大幅な伸びを記録し、米ドルを支えた。

  中金所研究員の趙慶明チーフ・エコノミストは、為替レートがファンダメンタルズの影響を受けるため、今後米ドルが高値で推移し、新高値をつける可能性もあるとの見方を示した。また、中国の外貨準備高の減少が続くことや、9月の消費者物価指数(CPI)などの指標が予想を下回ったことが、人民元安につながったとみている。

  中国銀行は、第4四半期に人民元安の圧力が残るものの、下値の余地が限られ、上下の激しい変動が続く可能性があると分析した。また、民生銀行研究院のマクロ経済研究員を務める劉傑氏は、10月の為替動向が極めて重要となり、中国人民銀行(中央銀行)の為替政策の方向性をある程度反映すると指摘。「もし10月に人民元レートが秩序だって緩やかに下落すれば、当局が人民元の上下双方向の変動に対する許容度を拡大する可能性がある」としている。

 

  (チャイナネット)

 

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