新華網北京10月19日(新華社記者) 第8回BRICS首脳会議が15日から16日にかけてインドのゴアで開催された。サミットでは新興市場との繋がりの強化、国際法の原則やルールの尊重と遵守、グローバルなセキュリティ脅威への対応、中東・北アフリカ地域情勢、インフラや相互接続などの多くの内容に及ぶ『ゴア宣言』が発表された。
海外の専門家や学者は、今回のサミットが世界経済の成長への自信を高め、中国の貢献や方案に対し高く評価した。
世界の自信を高める
シンガポール隆道研究院の許振義総裁は、米、日、欧経済の長期低迷や不振とは対照的に、BRICS諸国の経済発展は今ちょうど勢いよく発展しつつあり、すでに世界経済の発展を推進する1つの重要な力になっている。BRICS新開発銀行や応急的備蓄の手配は、BRICS諸国が発展途上国の協力の新モデル開拓を支援することができ、メンバー国が今後金融の揺さぶりを相殺するのに役立つだろうと述べている。
相互接続の発展を推進
キルギスのエコノミストであるイスケンダル・サルシャヤフ(音訳)氏は、BRICS諸国はインフラ建設における相互接続、新たな技術革新、大市場の更なる開放の推進、緊密な人文交流などの面で模範的な役割を果たし、またグローバル化の発展も推し進めたと述べている。
中国の貢献を賞賛
インドネシアの政治アナリスト、李卓輝氏は、中国はBRICSメカニズムの主要メンバーであり、中国の強力な推進のもと、BRICS諸国は国際的な影響力を持つメカニズムに転換した。20カ国・地域グループ(G20)杭州サミットの期間中、中国はイノベーションによる成長の推進、構造改革の推進といった多くの発展理念を提起し、中国の方案はBRICS諸国を含む世界各国から歓迎されたと述べている。
(参加記者:金正、呉宝澍、季偉、陳瑶、張玉亮、劉彤、楊江玲、趙熙、安暁萌、周檬、包雪琳)
(新華社より)
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