中国の有人宇宙船、神舟11号の景海鵬、陳冬両飛行士は19日朝、ドッキングしたスペースラブ天宮2号のハッチを開き、乗り移った。(新華社記者 琚振華 撮)
新華網甘粛省酒泉10月17日(新華社記者/劉詩平、楊維漢)17日午前7時30分、宇宙飛行士の景海鵬さんと陳冬さんが有人宇宙船「神舟11号」に搭乗し、宇宙飛行に成功した。中国人宇宙飛行士が宇宙船に搭乗し、無限の宇宙に旅立つのは今回で6回目になる。楊利偉さんから景海鵬さん、陳冬さんまで、中国の宇宙の英雄たちは宇宙と地上との間を往来し、中国の夢と希望を空へと羽ばたかせている。
無限の宇宙を探索し、科学技術の高峰に果敢に挑戦する。今年に入り、無公害で無汚染、大推力の新型運搬ロケット「長征7号」、世界初の量子科学実験衛星「墨子号」、高解像度地球観測衛星「高分3号」、宇宙実験室「天宮2号」、「神舟11号」はいずれも打ち上げに成功し、華麗な「成績表」を作り上げた。
宇宙飛行技術が急速に発展し、宇宙研究開発、製造、応用能力が全体的に向上し、情報技術、マイクロ電子、新材料などの分野において、一部の新技術及びその産業化の発展をけん引し、経済、社会、生活の多方面に及ぶ進歩を推進している。これら取り組みを通じて、偉大なる中国の精神、中国のエネルギーをアピールしている。
未来を見据え、民族の偉大なる復興を目指す新しい起点に立ち、中国の宇宙事業は「宇宙強国の建設を加速する」新しい道程に踏み出した。5年から7年をかけて有人宇宙飛行、月探査プロジェクト、北斗衛星測位システム、高解像度の対地観測システムなどの現行の重大科学技術特別プロジェクトに着手する。2025年前後に、国家民用宇宙空間インフラを全面的に建設し、宇宙空間情報の応用における規模化、業務化、産業化の発展を推進する。2030年に全体の向上を実現し、宇宙強国の列に加わる。
深く厚みのある雄大な宇宙探査の精神と急速に発展する宇宙事業は、全民族の探索とイノベーションへの情熱を喚起し、全国の人民が奮起して精進するように鼓舞し、中国の夢を力強く推し進めることを確信できる。
(新華社より)
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