新華網北京9月28日 中国外交部の耿爽報道官は27日の定例記者会見で、非同盟運動は南中国海問題を討論する相応しい場合ではないと表明した。
ある記者は次のように質問した。このほど閉幕した第17回非同盟運動(NAM)諸国首脳会議で、シンガポールなど一部の国が、その他の多くの国の明らかな反対を顧みず、会議の成果文書で南中国海に関する内容を強化しようと断固として要求した。シンガポール側は近日、関連報道は事実と一致しなく、根拠もないと主張した。中国側はこれに対しどのように評するのか。
耿爽報道官は次のように述べた。非同盟運動は南中国海問題を討論する相応しい場合ではない。会議の成果文書は非同盟運動の長期的に堅持する協商一致の原則で、すべてのメンバー国の共通認識を体現すべきだ。事実ははっきりとしたもので、ごく一部の国が成果文書で南中国海に関する問題を一方的に誇張しようとしたことに対し、非同盟運動の諸国の大多数のメンバー国がそれを認めず、関連内容も中国を含む南中国海問題関係各方面の共通認識を反映したものではなかったということだ。
耿爽報道官は、中国とASEAN(東南アジア諸国連合)による共同の努力の下、現在の南中国海情勢はポジティブな方向に向けて発展していると表明し、「中国側は関連諸国が中国側の立場および中国とASEANが達成した関係する共通認識を尊重し、客観的かつ公正な立場をとり、中国・ASEAN関係の健全で安定した発展、および南中国海問題の適切な処理に建設的貢献をするよう希望している。」と述べた。(翻訳/王珊寧)
(新華社より)
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