米国の百貨店メイシーズはこのほど、天猫(Tmall)と提携して、販促イベント「スーパーブランドデー」をスタートし、これにより双方の戦略的協力がバージョンアップしたと宣言した。メイシーズは天猫の力を借りて、中国におけるブランド若返り戦略の達成を加速させたい考えだ。協力プロジェクトの一環として、メイシーズの公式サイトが「支付宝」(アリペイ)とリンクするようになった。「京華時報」が26日に伝えた。
若返り、多様化、現地にとけ込むことを目指すメイシーズは、中国市場でますます注目を集めている。天猫が提供したデータによると、メイシーズの利用者は主に上海、北京、深セン、広州、杭州などの一線 二線都市に分布し、18~25歳の女性が大部分を占めるという。
メイシーズはこうした現状を踏まえて、ブランドイメージの若返りを徐々に深めることを決定。現在、米国の公式サイトが支付宝とリンクしており、これから中国でより踏み込んだ協力を展開する予定だ。
メイシーズは今年7月に天猫を通じた中継イベントを初めて試験的に行い、米ニューヨーク マンハッタンにある旗艦店と天猫でそれぞれ取り扱う同一商品を中国の消費者に紹介した。双方は昨年8月に戦略的協力関係を締結し、メイシーズは天猫国際(Tmallグローバル)に海外の公式旗艦店を開設し、オンライン小売方式で中国市場の開拓に着手した。現在、中国には若いメイシーズファンが30万人いるという。
(人民網日本語版)
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