新華網北京9月28日(記者/孫辰茜)中国外交部の耿爽報道官は27日の定例記者会見で、日本側が中国側と共に東中国海の平和・安定を共同維持し、南中国海問題上で言動を慎み、中日関係の改善と発展の推進に切実な努力を払うことを中国側は期待している。
ある記者は次のように質問した。日本の安倍晋三首相は26日臨時国会で所信表明演説を発表した際に次のように表明した。日本は中国の平和的な発展に対して歓迎の意を表している。日本側は戦略的互恵関係の原則に基づいて、大局に立脚点を置いて両国関係の改善を推進していく。安倍首相はまた、実力による一方的な東中国海と南中国海の現状変更に反対し、外交手段で紛争を平和的に解決するよう呼びかけた。中国側はこれに対してどのようにコメントするのか。
耿爽報道官は次のように答えた。中国側は安倍首相の関連態度表明に留意した。中日はお互いの重要な近隣国であり、両国関係の長期的で健全的かつ安定的に発展するのは両国人民の利益に合致し、地域の平和と安定にもプラスになる。中国側が中日関係の改善と発展に取り組むという基本的な立場は変わっていない。日本側が中国側と向き合って歩み寄り、中日の四つの政治文書と四項目の原則的共通認識を着実に遵守し、歴史を鑑とし、未来に向かう精神に則って、中日関係の前向きな発展を共に推進することを中国側は呼びかけている。
「日本側が中国の発展をチャンスとして真に受け止め、中国側の核心的利益および重大な関心事を尊重し、両国関係の敏感な問題を適切に処理し、特に、中国側と共に東中国海の平和と安定を共同維持し、南中国海問題上で言動を慎み、両国関係のポジティブな方面を広めてネガティブな方面を抑えることに努め、中日関係の改善と発展の推進に切実な努力を払うことを我々は期待している。」と耿爽報道官は語った。(翻訳/謝艶)
(新華社より)
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