中国の声『全国新聞聯播』の報道によると、中国観光研究院は、今年の国慶節の連休に中国国民の旅行意欲は高まるとの予想を発表した。全国の景勝地の中で、故宮、西湖、上海ディズニーランド、三亜、九寨溝、麗江などのスポットは人気を集め、中でも杭州市や上海市などをはじめとする長江デルタ地区は観光客数が最多を記録すると見られる。
中国観光研究院が公表した統計結果によると、第4四半期に旅行したいと答えた人は79.2%、うち55.5%が国慶節連休期間中の旅行を選んだ。
北京交通大学観光管理科の王衍用主任は、これほど集中した旅行意欲により、旅行市場に問題が発生する可能性があるとし、「年に一度だけのゴールデンウィークで、渋滞にはまり観光地は混雑し、ぼったくりや予想外の問題は必然と発生する。1つの放水口と同じで、小さいところから多くの水を放流すれば、越流や決壊が間違いなく生じる。このような問題を根本から解決するには両面から措置をとる必要がある。1つは有給休暇の促進、もう1つはゴールデンウィークと短い連休を利用するという措置で、根本から解決する必要がある」と述べた。
旅行者の密集により観光市場は再び活性化し、今年の国慶節連休期間中の旅行者数は5億8900万人で前年同期比12%増、観光収入は4781億8000万元で同13.5%増になる見込み。このデータで計算すると、国慶節連休期間中の1人あたりの観光消費額は800元を超える。
(チャイナネット)
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