新華網重慶9月26日(記者/陳舒、趙宇飛)デロイト(Deloitte)中国のチーフエコノミスト兼パートナーである許思涛氏は25日、新華社記者のインタビューに応じた際、現在中国の貯蓄率は約46%で、国内投資ではこれほど多くの貯蓄額を取り込むことはできず、資金が海外へ流入するのは必然的だ。中国の対外直接投資の成長は今後引き続き継続する見通しだと述べた。
商務部が22日発表した『2015年中国対外直接投資統計公報』は、2015年の中国の対外直接投資額が前年同期比18 . 3%増で、世界の資金流出量の9.9%のシェアを占め、対外直接投資額が初めて世界第2位となり、2年連続で資本純輸出を実現させたことを示している。
許氏は、この意義から言うと、中国がすでに資本輸入国から資本輸出国への転換を実現させた。これは中国経済発展の1つの重要な風見鶏でもあるとの見方を示した。
日本・野村證券執行役会長の古賀信行氏はこれについて同様の観点を持つ。古賀氏は次のような見解を示した。これは中国経済発展の自然法則だと言える。「1つの国の経済発展が初級段階を乗り越えた後、蓄えられてきた資本は一層の発展のために海外に投資される。これこそは中国が現在置かれている段階で、経済発展の自然法則でもある。」
(新華社より)
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