新華網ウルムチ9月26日(記者/趙春暉、宿伝義)現在ウルムチで開催中の第5回中国-アジア・欧州博覧会で、シルクロード経済ベルトの沿線諸国の金融協力における成果が人々の注目を集めている。21日の1日間で、24のクロスボーダー金融協力プロジェクトが締結され、締結額は1000億元を上回るという。
同じ日にウルムチで開催された金融フォーラムで、国家外貨管理局の方上浦副局長は、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」沿線の65カ国のうち、中国はすでにそのうちの49カ国に投資している。今年の7月末までに、「一帯一路」の関連諸国に対する中国の投資が累計で511億ドルに達したと明らかにした。
国家外貨管理局の統計によると、中国とシルクロードの沿線諸国の経済貿易往来は、すでに単純な商品貿易から商品や産業、資本を共に重んずるように転換している。沿線諸国への中国企業の直接投資額は昨年148億ドルに達したとのことだ。
人民元のクロスボーダー直接投資は中国企業の「海外進出」を支援すると同時に、人民元に対する沿線諸国の認可度と受け入れ度を向上させた。
中国人民銀行の統計によると、2016年の前期8カ月間に、中国と「一帯一路」の沿線諸国及び地域のクロスボーダー人民元の実質的な収支額は8600億元に達したという。現在、中国はすでに「一帯一路」の沿線諸国と地域に人民元取引の決済銀行(クリアリングバンク)5ヵ所を設立し、同時に人民元対タイ・バーツ及び人民元対カザフスタン・テンゲによる銀行間市場の地域通貨取引を打ち出し、市場主体の取引コストを大幅に引き下げた。
(新華社より)
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