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「日本社会は侵略戦争の真相を理解するべきだ」――中国侵略日本軍の元兵士中嶋五郎氏を独占取材
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-07-08 17:01:03 | 新華網 | 編集: 吴寒冰

 新華網北京7月8日 中国侵略日本軍の元兵士、中嶋五郎氏は7日新華社記者の取材に応じた際、ここ数年日本の右翼勢力が台頭し始めているので、日本社会は侵略戦争の真相を理解し、危険な安部政権に対し警戒心を保つべきだと語った。

 中島氏は今年91歳になる。中島氏は1945年3月に中国侵略日本軍に随って中国・山東省までやって来て、八路軍の制御する地域に「掃討」を行い、現地の村を略奪した。8月、日本は敗戦し投降したが、中島氏の所属する部隊は依然として頑強に手向かった。12月、中嶋氏は戦闘中に重傷を負い八路軍の捕虜となったが、八路軍は彼に寛大な処置をとり、彼を野戦病院に送って治療を受けさせた。1946年、中島氏は全快してから日本へ戻った。八路軍が徳をもって怨みに報いたことは、中島氏を翻然として悔悟させた。日本へ戻った後、侵略戦争に対する反省から中島氏は数十年にわたり歴史の真実を語り、反戦・平和運動へ参加することを堅持してきた。

 7日、中島氏は猛暑をついて、東京から100キロ余り離れた群馬県まで駆けつけ、日本の民間団体と駐日中国大使館が主催する「七七事変(盧溝橋事件)」の79周年記念集会に参加した。

 活動期間中、中島氏は新華社記者に対し次のように語った。日本は当時中国に対し侵略戦争を行い、「日本軍は中国で多くの悪い事をしでかしました。これは争いようのない事実で、「私こそがその証人なのです」。しかし、日本政府は戦後侵略戦争に対し徹底した清算を行っておらず、近代史教育も長期にわたり欠落していたので、多くの日本人は歴史の真相を理解していません。中島氏は、安倍政権はずっと侵略の歴史を認めようとせず、安倍晋三首相は昨年「安倍談話」を発表して侵略の責任をあいまいにし、日本はもう謝罪することはないと公言しており、「これは実に人を怒らせることです」と語っている。中島氏は、安倍政権が昨年、危険な新安保法を強行採決したことは、日本に戦争の過ちを繰り返させる恐れがあると語っている。

 戦争経験者として、中島氏はこのような現状に深く憂慮の意を表している。既に高齢ではあるが、中島氏は昨年、日本全国各地で10回講演し、彼の戦争体験を語っている。「私は民衆に歴史の真相を理解させ、危険な安倍政権への警戒心を保たせるために、これをずっと続けていきます。」と中島氏は語った。

 

(新華社より)

 

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新華網日本語

「日本社会は侵略戦争の真相を理解するべきだ」――中国侵略日本軍の元兵士中嶋五郎氏を独占取材

新華網日本語 2016-07-08 17:01:03

 新華網北京7月8日 中国侵略日本軍の元兵士、中嶋五郎氏は7日新華社記者の取材に応じた際、ここ数年日本の右翼勢力が台頭し始めているので、日本社会は侵略戦争の真相を理解し、危険な安部政権に対し警戒心を保つべきだと語った。

 中島氏は今年91歳になる。中島氏は1945年3月に中国侵略日本軍に随って中国・山東省までやって来て、八路軍の制御する地域に「掃討」を行い、現地の村を略奪した。8月、日本は敗戦し投降したが、中島氏の所属する部隊は依然として頑強に手向かった。12月、中嶋氏は戦闘中に重傷を負い八路軍の捕虜となったが、八路軍は彼に寛大な処置をとり、彼を野戦病院に送って治療を受けさせた。1946年、中島氏は全快してから日本へ戻った。八路軍が徳をもって怨みに報いたことは、中島氏を翻然として悔悟させた。日本へ戻った後、侵略戦争に対する反省から中島氏は数十年にわたり歴史の真実を語り、反戦・平和運動へ参加することを堅持してきた。

 7日、中島氏は猛暑をついて、東京から100キロ余り離れた群馬県まで駆けつけ、日本の民間団体と駐日中国大使館が主催する「七七事変(盧溝橋事件)」の79周年記念集会に参加した。

 活動期間中、中島氏は新華社記者に対し次のように語った。日本は当時中国に対し侵略戦争を行い、「日本軍は中国で多くの悪い事をしでかしました。これは争いようのない事実で、「私こそがその証人なのです」。しかし、日本政府は戦後侵略戦争に対し徹底した清算を行っておらず、近代史教育も長期にわたり欠落していたので、多くの日本人は歴史の真相を理解していません。中島氏は、安倍政権はずっと侵略の歴史を認めようとせず、安倍晋三首相は昨年「安倍談話」を発表して侵略の責任をあいまいにし、日本はもう謝罪することはないと公言しており、「これは実に人を怒らせることです」と語っている。中島氏は、安倍政権が昨年、危険な新安保法を強行採決したことは、日本に戦争の過ちを繰り返させる恐れがあると語っている。

 戦争経験者として、中島氏はこのような現状に深く憂慮の意を表している。既に高齢ではあるが、中島氏は昨年、日本全国各地で10回講演し、彼の戦争体験を語っている。「私は民衆に歴史の真相を理解させ、危険な安倍政権への警戒心を保たせるために、これをずっと続けていきます。」と中島氏は語った。

 

(新華社より)

 

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