日本の研究チームはこのほど、「ゲノム編集」と呼ぶ最新の遺伝子改変技術を活用し、コモンマーモセットという小型サルの受精卵を改変したことにより、新しく誕生したコモンマーモセットが先天性免疫不全症状を示した。このコモンマーモセットは霊長類であるため、ヒトの免疫不全症の研究に役立てることができる。
日本実験動物中央研究所と慶応義塾大学の研究員は、米国の科学雑誌『Cell Stem Cell (セル・ステムセル)』新刊号にゲノム編集技術を利用し、コモンマーモセットの受精卵の「IL2rg」と呼ばれる遺伝子を改変したと報告した。以前から遺伝子の異常によって免疫不全症になることが知られていたが、人為的に遺伝子の正常な機能を失わせた後、新しく誕生したコモンマーモセットは先天性免疫不全症の病状を示した。
(新華社より)
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