新華網北京7月8日(記者/斉中熙、陸紫薇)国家観光局が6日に公表した最新の統計によると、今年1月から6月の全国の建設中の観光プロジェクトは9,944件に上り、実質投資額は4,211億5千万元で、昨年同期比で約30.5%増加した。
全体を見ると、全国の観光投資は継続して急速に増加する勢いを維持しており、民営投資主体の地位はより安定し、西部地区での投資が急増している。観光関連製品のモデルチェンジとアップグレードの傾向が目立ち、レジャー関連製品、ルーラル・ツーリズム(農場や農村で休暇を過ごすこと)、文化観光などに投資が集中している。
国家観光局の関係責任者は目下の全国の観光投資に新しい特徴が見られると指摘した。
一、観光大型プロジェクトへの投資が急速に増加している。1月から6月の全国の観光投資は100億元以上のプロジェクトが206件で、実質投資額は794億6千万元に上り、前年同期比で34.4%増加した。
二、民間資本の導入が引き続き活発になっている。上半期の民間企業の実質投資額は2,412億8千万元で、前年同期比で27.1%増加し、伸び幅は昨年と比べて2倍に上昇した。
三、西部への投資が急速に増加し、東部地区に投資が集中している。西部地区の実質投資額は1,132億8千万元で、前年同期比で56%増加し、全国に占める割合は26.9%で、中部地区の割合を超えた。このうち、四川省、貴州省、重慶市(直轄市)、陝西省の4省、市は実質投資額がいずれも100億元を超え、西部で投資が集中する区域となっている。東部地区の実質投資額は2,277億8千万元で、前年同期比で33.2%増加し、全国で占める割合は54.1%だった。
四、観光関連製品のモデルチェンジとアップグレードの傾向が顕著化している。レジャー・観光への投資の割合は41.3%を占め、観光投資が大幅に減少に転じ、その割合は54.3%から39.6%に低下した。
五、ルーラル・ツーリズムは目玉となっている。ルーラル・ツーリズムの実質投資額は1,221億3千万元で、前年同期比で62.3%増加した。
(新華社より)
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