新華網ジュネーブ2月22日(記者/凌馨)スイスの食品・飲食メーカー、ネスレのポール・ボーク首席執行官は18日、中国経済の成長スピードは緩慢だが、中国市場は既に、また終始、同社の重要な成長のエンジンになると述べた。
ネスレは18日、スイスのヴヴェイにある本社で同社の2015年度財務報告書を発表した。財務報告書によると、同社は昨年にインスタントスープ・ ヌードル「マギー」のインドでの販売が不振だったことから、アジア地区の有機的成長率はわずか0.5%だった。しかし、同社は同時に、中国市場は終始、絶えず成長するエネルギーを放出していることを確認した。
ボーク首席執行官は同日の財務報告書発表会の会場で「過去数年に中国経済は鈍化したが、成長スピードは依然として勢いがあり、中国の成長モデルの投資駆動型から消費駆動型への移行はネスレにとっても重大な意義がある。」と述べた。ボーク首席執行官は当社は将来的に中国市場で依然として、段階的に進展する持続可能な成長を維持すると確信していると表明した。
2015年末、ネスレとアリババ(阿里巴巴)グループは協力協定に調印し、アリババ傘下の多数のオンライン販売システムと戦略的提携を行う方針を発表した。また、「天猫」をネスレが一部の新商品を中国市場に初めて投入するシステムにすることを明らかにした。
今回の協力に対し、ネスレの龚万仁執行副総裁は、ネスレは一方で、アリババ傘下の越境電子商取引システムを活用し、より多くの自社製品を中国の消費者に紹介することを希望している。
(新華社より)
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