欧州理事会のトゥスク議長は19日、「EUとトルコによる難民問題に対する共同行動計画は、難民危機解決の鍵だ。双方は、3月はじめごろに特別会議を行い、難民問題を協議する」と発表しました。
これは、トゥスク議長が欧州サミット期間中に述べたもので、同時に「EU加盟国は以前約束した移民の受け入れ策を実行し、シェンゲン協定を遵守し、そのシステムを守るように」と呼びかけました。
19日に発表された欧州サミットの成果報告によりますと、トルコは共同計画を実行するに当たって必要とされる情報をEUと共有するほか、シリア難民のトルコでの労働を許可する計画などの措置を認めたとしています。一方、トルコからギリシャへ移動するシリア難民が減らないことから、EUはトルコに更なる行動計画の推進と、難民の数のコントロールを求めています。
(中国国際放送局)
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