アメリカのホワイトハウスは19日、オバマ大統領がこの日トルコのエルドアン大統領と、シリア情勢と両国のシリアでの反テロ協力について電話会談をしたと明らかにしました。
オバマ大統領はシリア北西部の情勢について関心を寄せており、トルコとシリア北部の反対派勢力に対し、地域情勢の緊迫につながる行動を直ちにやめるよう促したということです。
電話会談でオバマ大統領は、「クルド人勢力『民主統一党(PYD)』は、シリア北部での管轄区域を広げる機会を見計らっているようだが、そういった隙を突くような行動は取るべきではない」とした上で、トルコ側に冷静を保ち、この地域への砲撃を中止するよう促しました。
また、オバマ大統領は、このほどトルコ国内で起きた爆弾テロ事件に対し、エルドアン大統領に哀悼の意を示しました。
電話会談ではそのほか、シリアでの過激派組織「イスラム国」への取り締まりの協力について意見が交わされたということです。
(中国国際放送局)
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