旧日本軍による南京大虐殺の歴史をもとに編纂された世界初の「南京大虐殺辞典」が11日、南京で正式に出版されました。
「南京大虐殺辞典」は中国・日本・アメリカ・ロシア・デンマーク・ドイツなど十数カ国の60人余りの研究者が、5年かけて編纂したものです。5巻からなり、2万余りの見出語が収録されています。また、そのうち第1巻はすでに昨年12月に出版されています。
主な編集担当である朱成山南京大虐殺研究会会長は「この辞典は南京大虐殺に関する今後の研究や抗日戦争史の研究のために豊富な資料を提供するもので、重要な学術的価値をもつ。また、その出版は、南京大虐殺の歴史に対する社会全体の理解を深め、日本の右翼勢力による史実の否定や歪曲に対抗することに役立つものだ」と述べました。
(中国国際放送局)
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