【新華社鄭州８月２１日】中国河南省発展改革委員会がこのほど発表した最新データによると、１～６月、河南省の社会物流総額は６兆元（１元＝約１６円）を超えて過去最高水準を更新した。１００元当たり物流コストは前年同期より１１・７％低下し、コスト削減が際立った効果をみせた。
データによると、上半期、河南省の社会物流総額は９・８％増の６兆１９７２億９８００万元、貨物輸送量はトンベースで１１・８％増、トンキロベースで８％増となった。貨物取扱量は１２・２％増の２３万４１００トン、宅配便取扱個数は３２・６％増の６億３５００万個に達した。
物流総額は増加したが、社会物流費用は低下を続けている。上半期、河南省の社会物流総費用は８・９％増の３４４７億９千万元、生産総額に占める比率は１６・１％から１５・５％に下がり、社会物流総額１００元当たりの費用は１１・７％減の５・５６元となった。
物流コストの削減は経済発展の好材料になるほか、構造をみると、上半期は、輸出入向けの物流業が好業績を上げた。鄭州空港の航空貨物取扱量は１２・３％増の２３万３千トン、輸送機の運行便数は１１・６％増の延べ１０万２千便。越境ＥＣ取引件数は１８・７％増の４５６０万件、輸出入総額は２０・７％増の６０億５千万元。中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数は３００本、輸送貨物の総額は１５億８千ドル（１ドル＝約１１０円）で、通年の運行本数は６５０本以上に達する見通しだ。
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