【新華社北京8月20日】国際会計事務所大手のKPMGはこのほど、最新版「フィンテックの躍動」と題するレポートを発表、記録的な資金調達金額及び大規模な資金調達活動に推され、中国のフィンテック投資は2018年上半期に最高の151億ドル(1ドル=約110円)に達したことが明らかになった。経済参考報が伝えた。
アリババグループ傘下の螞蟻金服(アント・フィナンシャル)が第2四半期(4~6月)に行ったシリーズCラウンドの資金調達、及びそのほかの1億ドル以上の資金調達4件により、中国のフィンテック投資総額は上半期に151億ドルに達し、2013~2017年の投資総額とほぼ同額となった。今年上半期のフィンテック投資は2017年下半期の15件から34件まで増えた。
KPMG中国銀行業担当パートナーである王立鵬氏は、「金融機関の改革を推進している中国の科学技術関連の大手企業は、一社単独で市場に進出しているではなく、自らの科学技術を生かし、顧客のためにより優れたサービスの提供を追求している」と述べた。
同レポートによると、中国の銀行の大半はデジタル化の発展にますます注目し、相応の転換戦略を定め、B2Bに特化するフィンテック企業のために、銀行業改革推進のチャンスを創出している。現在、各銀行は、ブロックチェーンやビッグデータ、人工知能(AI)などの分野に投資している。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事