【新華社貴陽8月14日】リン酸石膏の総合的利用を推進するため、中国貴州省貴陽市では5億元(1元=約16円)のリン酸石膏資源総合利用ハイテク産業誘導基金を設立した。
このほど印刷・配布された「貴陽市のリン酸石膏資源総合利用10措置(2018~2020)(試案)」によると、貴陽市は実質投資額が500万元以上のリン酸石膏資源の総合利用新規建設プロジェクトや技術改造プロジェクトに対し、投資資金の6%(最高200万元)を奨励金として一括供与し、リン酸石膏を利用して直接セメント凝結遅延剤、建築用石膏などを生産する企業に対して補助金を与えるとした。
また、新規認定したリン酸石膏資源を総合的に利用する国と地方の共同エンジニアリング実験室に対し一括して500万元の助成金を与え、新規認定した国と省クラスの主要実験室に対し、それぞれ500万元、100万元の助成金を一括供与する。
また、貴陽市はリン酸石膏資源の総合利用プロジェクトの登録、土地、環境評価、企画、生産許可などの面でも重点的に支援し、生産場所を借りてリン酸石膏の総合利用製品を生産する企業に対してリース代金手当を与えるとした。
貴州省は今年4月発表したリン酸石膏の「使用量によって生産量を決める」要求に基づき、生産企業のリン酸石膏の使用状況とリン酸肥料、リン酸などの生産量を結びつけている。その上で、リン酸肥料生産企業のリン酸石膏の総合利用を推進し、企業のグリーン(環境配慮型)発展を推進している。
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