【新華社銀川８月１３日】中国寧夏回族自治区経済・情報化委員会によると、寧夏自治区は近年、省エネ・資源消費削減で顕著な効果を収め、立ち遅れた生産能力の淘汰はここ５年で４００万トン近くに達した。

  寧夏自治区は２０１３年以降、毎年５０件以上の重点省エネ技術改造を展開し、エネルギー消費は年々減り、立ち遅れた生産能力の淘汰も加速している。２０１７年末までに、寧東エネルギー基地石炭化学工業プロジェクトの影響を除けば、ＧＤＰ単位当たりエネルギー消費量は前年同期に比べて２・５４％削減され、区内全域の一般工業固体廃棄物の総合利用率は４８％に達し、同年の立ち遅れた生産能力の淘汰は９３万トンだった。

  今年上半期、寧夏自治区は、エネルギー消費重点企業の省エネ目標責任制を強化し、企業の「第１３次５カ年規画」（２０１６～２０２０）期と２０１８年のエネルギー消費抑制目標・任務を明確化し、省エネ・資源消費削減を電力の直接取引や電気料金の差別化などと連動させ、エネルギー消費が上限を超えた企業に対しては優遇策を撤廃する措置を取った。

  寧夏自治区は年初来、立ち遅れた生産能力の淘汰に力を入れ、スクラップを原料とした劣悪な鉄鋼製品「地条鋼」を厳しく取り締まった。今後は、区内の３社の過剰生産能力と８社の９件立ち遅れた生産能力を法律・法規に基づいて撤退させる方針だ。