【新華社北京8月9日】中国寧夏回族自治区の銀川市で寧夏華電供熱有限公司が進める「東熱西送」(東部の熱を西部に送る)集中暖房供給プロジェクトは7日、中国鉄建股份有限公司(CRCC)大橋局が建設を請け負う黄河横断トンネルが貫通した。中国西北部の重要な民生プロジェクトが大きな進展を上げた。
同プロジェクトは、中国西北部で初めて、長距離で黄河を横断する大温度差ヒートポンプ技術を採用し、「インターネット+インテリジェント」モデルを応用した暖房供給プロジェクト。寧夏回族自治区東部地域のエネルギー・化学工業地帯の各種の余熱を銀川市に導入し、冬季の暖房供給用とする。
この民生・環境保全プロジェクトの順調な実施を確保するために寧夏華電供熱有限公司は、中国鉄建大橋局と中国鉄建重工集団と組み、完全に独自の知的財産権を備えた黄河横断暖房供給パイプ用の大直径泥水式シールドマシン「初心号」を開発した。このシールドマシンの掘削口径は9・05メートル、全長は約132メートル、重量はおよそ1500トンに上る。トンネルの掘削や支保、土の運び出し、前進などの機能を備え、安全で環境に優しく、効率が高いなどの特徴を持っている。
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