【新華社北京7月31日】中国国家統計局がこのほど発表した最新の工業企業財務データによると、今年上半期、全国の一定規模以上(年商2千万元以上)工業企業の利益は、前年同月比で17・2%増加し、成長率は1~5月より0・7ポイント加速した。そのうち、6月の利益は同20%増加し、成長率は5月比で1・1ポイント落ち込んだ。経済参考報が伝えた。
国家統計局工業司の何平博士は、最新のデータには中国の供給側構造改革効果が明らかに反映されているという。▽コストが引き続き低下した。上半期、一定規模以上工業企業による100元当たりの本業収入に占めるコストと費用は92・57元となり、前年同月比で0・4元下がった。そのうち、コストは84・42元となり、前年同月比で0・37元下がった。▽レバレッジレシオが引き続き低下した。6月末、一定規模以上工業企業の資産負債率は前年同月比で0・4ポイント低下し、56・6%となった。そのうち、国有持ち株企業の資産負債率は同1・2ポイント低下し、59・6%となり、国有企業のデレバレッジ効果が最も顕著だった。
データによると、上半期、新たに利益が比較的多く増えた業界は、石油・天然ガス採掘業が3・1倍増、鉄鋼製錬・圧延工業が1・1倍増、非金属鉱物製品業が44・1%増、化学原材料・化学製品製造業が29・4%増、電力・熱生産・供給業が27・4%増だった。これらの5産業による一定規模以上工業企業における利益成長貢献度は67%となった。
何平氏はまた次のように述べた。6月の工業生産の成長率は5月と比べて少し落ちたが、価格上昇が利益の成長を大いに支えた。6月、工業の生産者出荷指数(PPI)は前年同月比で4・7%増加し、増加幅は5月より0・6ポイント拡大した。工業生産者仕入価格は同5・1%増加し、増加幅は5月比で0・8ポイント拡大した。6月の価格変動による利益増加への寄与度は5月比で0・3ポイント高かった。
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