【新華社ラサ8月2日】中国農業銀行チベット支店は、114郷鎮の銀行営業所が全面的に電子化を実現したことによってこれまでの手作業の歴史に終止符を打ち、モバイルインターネット時代と共に、チベットの銀行業界も全面的に電子化時代に入った。
チベット高原の標高は平均4千メートル以上、人口が少なく、交通の便が悪い。三農(農業、農村、農家)への金融サービスの「主力軍」として中国農業銀行は、財物資源を最適化し、貧困度の深刻な地域と貧困層を対象に末端の金融基礎サービスの建設に取り組んでおり、チベットの貧困脱却に寄与、経済のモデルチェンジ・グレードアップと農村発展の新しい原動力の育成に貢献してきた。
中国農業銀行チベット支店の劉永勝支店長は、「2009年からチベット支店は7回に分けて386営業所の電子化改造を行った。電子化ネットワークプロジェクトは、我々が新世代のコア業務システムを利用して営業所の手作業モデルに対して行った電子化、改造プロジェクトだ」と述べた。
手作業の営業所は人件費が多くかかり、業務の所要時間も長く、郷鎮にある手作業の営業所で預金すると引き出しも同じ営業所でなければならないため不便であった。中国農業銀行朗県末端営業所で8年間勤務した達瓦次仁さんは、「電子化ネットワーク後、業務処理の利便性が大いに高まり、人為的な操作によるミスが減少、手作業による利息計算の業務量も減少した」と言う。
最新データによると、中国農業銀行はチベットで521カ所の営業所があり、チベットの金融機関の75%を占める。そのうち、490カ所が県や県以下の地域に点在していて、61%の郷鎮をカバーしている。中国農業銀行はまた、5271カ所の三農金融サービス拠点を設置、チベットにある全ての郷鎮と81%の行政村をカバーしている。
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