【新華社合肥8月2日】中国安徽省金寨県でこのほど開催された全国村クラスの「貧困者扶助太陽光発電所建設管理会議」から得た情報によると、2014年に太陽光発電貧困者支援を実施してから段階的に大きな成果を上げており、住民所得の増加、農村集団経済の発展、農村のエネルギー供給などの面で重要な役割を果たしているという。
中国国家エネルギー局の綦成元副局長は会議で、2017年末時点で全国25省・自治区・直轄市、940県で太陽光発電貧困支援プロジェクトを展開し、合計発電能力は1011万キロワットとなり、約3万カ所の貧困村164万6千世帯の貧困家庭に直接恩恵をもたらしていると説明した。現在、中国で貧困支援リスト入りした太陽光発電プロジェクトは553万8千キロワットを供給しており、96万5千世帯の貧困家庭をカバーしている。
国務院扶貧(貧困者扶助)開発指導小組弁公室の洪天雲副主任によると、太陽光発電貧困者支援を推進する過程で、同弁公室は国家エネルギー局と共に、村クラス太陽光発電所の「5つの建設基準」を次のように明確化した。▽村クラス太陽光発電所は原則上、登録された貧困村内に建設し、登録された貧困家庭を主要対象として電力を供給すること。▽年間有効利用時間数を1千時間以上にすること。▽グリッド接続条件を備えること。▽太陽光発電所の負債建設や企業の株式参加を禁止すること。▽所有権は村の集団所有とし、すべての収益を貧困者支援に使用すること。主に、公益ポジション、小規模公益事業、零細企業への奨励・助成金として使用すること。
洪天雲氏はまた、次のステップでは「5つの建設基準」を順守し、責任を明確化して貧困支援太陽光発電所を着実に管理すると述べ、次の方針を明らかにした。専門チームを設立して貧困支援太陽光発電所への監督検査を常態化させる。政策のつながりに留意し、既存発電所と新設発電所との問題を適切に処理する。運営を強化して貧困者扶助太陽光発電所の長期的に持続可能な運営を確保する。
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