【新華社プレトリア７月２４日】中国の習近平国家主席は現地時間２４日、南アフリカの首都プレトリアで同国のラマポーザ大統領と会談した。両国首脳は、中国と南アの伝統的な友好を高く評価し、新たな時期の中国と南アの全面的戦略パートナーシップの推進について重要な共通認識を達成、上層部の往来を強化し、政治的相互信頼を深め、発展戦略を連結し、実務協力を推進し、人的・文化的交流を緊密化し、中国と南アの協力の成果を両国民により多く享受させることで合意した。
習主席は次のように述べた。
▽双方は「一帯一路」（シルクロード経済ベルトと２１世紀海上シルクロード）と中国・アフリカ協力フォーラムの枠組み内での協力を強化し、発展戦力を連結し、新たな経済分野と新興産業での交流と協力を深め、第４次産業革命がもたらす発展のチャンスを共有しなければならない。中国側はインフラ建設、貿易・投資、科学技術の革新、金融などでの協力を重点的に推し進め、南ア政府が経済を発展させ、就業を創造、民生を改善、社会のモデル転換を推進する努力を支持したい。
▽両国は安全と法執行の面での協力を強化しなければならない。中国は南アと法執行能力の建設で協力を強めたい。
▽両国は国連や２０カ国・地域（Ｇ２０）、新興５カ国（ＢＲＩＣＳ）、気候変動で連携するＢＡＳＩＣ４カ国（中国・ブラジル・南ア・インド）などの多角的枠組みでの協力を緊密化し、共同で多国間主義を擁護し、一国主義や保護主義に反対し、国際秩序の発展をより公正で合理的な方向へと推進する必要がある。
ラマポーザ大統領は、南アフリカは引き続き「一つの中国」政策を揺るぎなく支持し、「一帯一路」共同建設の枠組み内での協力の積極的な発展を推進し、世界や地域の重大問題について中国との意思疎通と協調を緊密化し、一国主義に反対し、多国間主義を強化し、発展途上国の共通の利益を守ると述べた。
習主席はまた、ヨハネスブルクでまもなく開かれる第１０回ＢＲＩＣＳ首脳会議は、ＢＲＩＣＳ協力が昨年、第二の「金色の１０年」を迎えてから初の首脳会談であり、５カ国の協力に重要な意義を持つと指摘、われわれはともに、ＢＲＩＣＳ協力の大きな方向性を正確に把握し、戦略的パートナーシップを絶えず固め、多国間主義を堅持するとの明確なメッセージを発し、開放型の世界経済を共同で構築する必要があると述べた。
ラマポーザ大統領はさらに、南アフリカによるヨハネスブルクでの第１０回ＢＲＩＣＳ首脳会議の開催への中国の支持に感謝を表し、中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットへの出席を待望しているとし、中国と密接に協力してこの二つの重要な活動を成功させたいと語った。
両国首脳は会談後、複数の二国間協力文書の調印に立ち会った。
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