【新華社長春7月24日】一汽紅旗H5、長城WEY、吉利Lynk & Co、広汽伝祺シリーズなど、目覚ましく台頭している中国国産車ブランドは今、ミドルエンド・ハイエンドブランドの戦略車種を相次いで発表し、高級志向への進出と、多分野での成功の傾向を見せている。
吉林省長春市で13日から22日まで開催された第15回中国(長春)国際自動車博覧会(長春モーターショー)で、紅旗は一汽集団の他のブランドと共同参加していたこれまでの出展方法を改め、高級車ブランドが集まる高級車展示館に単独で出展し、アウディ、ボルボ、レクサスなどのブランドと同じステージで競い合った。
紅旗は高級路線を目指す中国国産ブランドの代表の一つだ。近年、中国国産車ブランドは、急成長に伴い、研究開発能力や市場開拓の面で、SUVや新エネルギー車(NEV)の分野で合弁ブランドと正面から対決するようになっている。長城汽車の哈弗(HAVAL)シリーズや、吉利の博越、帝豪シリーズ、BYDの王朝シリーズなどの人気車を中国の街頭で見かけることが増えており、そのコストパフォーマンスも消費者に評価されている。
アナリストは、中国車メーカーが新たに発表した製品は、研究開発から量産までいずれも企業の世界的な知恵を集結させて独自開発した、フォワードエンジニアリングによる最新製品であり、中国国産車ブランドによるミドルエンド・ハイエンド車市場進出の強いシグナルを放っていると見ている。
多くの中国車メーカーは、独自研究開発によりミドルエンド・ハイエンド車市場のシェア拡大を目指しているほか、コネクテッドカーの分野でも大きな精力をつぎ込んでいる。現在、中国第一汽車集団(一汽)、東風汽車集団(東風)、上海汽車集団(上汽)、重慶長安汽車(長安)などの自動車メーカーが百度(バイドゥ)、騰訊(テンセント)などインターネット大手との提携を加速し、自動運転、コネクテッドカーなどの面で実際的成果を獲得している。
同時に、政策など多方面の有利な要素を受け、中国のNEVの生産・販売台数は突出している。BYDなどの中国車メーカーはNEV市場の生産・販売の主力となり、これが世界の自動車メーカーに中国への生産能力配置、製品の多様化を加速させている。
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