【新華社フォルリ７月１１日】中国の蘭州舞劇院はこのほど、イタリア北部の小さな都市フォルリで、同舞劇院創作・出演の大型舞踊劇「大夢敦煌」を上演した。５００人近くの観客が心打たれるラブストーリーや壮大なシーン、踊り手の見事な技巧に酔いしれた。
フォルリ市の副市長は取材に対し「シルクロードは物や技術のみならず、文化と思想の交流の道でもある。今日の新シルクロードにおいて、伊中両国の文化と思想のぶつかり合い、人類の素晴らしい未来の創造を歓迎する」と語った。
駐イタリア中国大使の李瑞宇氏は開演前のあいさつで「蘭州と敦煌は古代シルクロード上の重要な都市であり、東西文化の交流の拠点だった。舞踊劇『大夢敦煌』を通し観客が古代シルクロード文明を理解し、中伊両国の人的、文化交流がいっそう深まることを期待する」と述べた。
蘭州歌舞劇院院長で蘭州演芸集団総経理の王維祥氏によると、今回の公演はエミリア・ロマーニャ芸術祭組織委員会の招きで実現し、芸術祭の開幕に合わせイタリアで初めて「大夢敦煌」を披露したという。舞台では古代中国の壁画や仏教文化、中国西北地域の風習などが繰り広げられ、古代シルクロードの繁栄と、中国と西洋文明の交流の成果が再現された。
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