【新華社ベイルート7月10日】中国の第17次レバノン平和維持活動(PKO)部隊はこのほど、レバノンとイスラエルの国境「ブルーライン」付近の地雷除去作業現場で特別な「学生」を迎えた。地雷、爆発物除去を見学に訪れたフランスのPKO部隊の隊員たちである。
今回の見学は主に実地作業、装備の解説、経験の共有などの内容について学習や交流を行い、両軍の理解を深め、両部隊のレバノン南部地域での協力強化を目的としている。
中国のPKO部隊は6日、30人余りの将兵を派遣し、地雷除去をテーマとして装備の展示、作業手順に関する授業、地雷探知器の調整、信号源の測位などの科目について実演を行った。また、地雷原の現状を踏まえ、安全な区域で地雷の配置を再現し、フランス軍に対し現場での説明と実演も行なった。
今回の活動では、多くのフランス兵が積極的に防護服を身につけ、地雷除去機材を手に取り、高効率で便利かつ安全な中国の地雷除去作業を試した。最後に、中仏両軍は信号源の特定を競う競技を企画し、現場の雰囲気は活気に満ちていた。
講義を担当した中国部隊地雷除去排長の張磊氏は活動終了後、このような国際的な見学学習活動を企画することで、われわれは自らの専門分野における強みや技術の長所を一層理解でき、今後強みを生かして任務に当たるための基礎を築くことができると強調。「外国の軍隊との交流を通して、中国軍のレバノン南部地域での地雷、爆発物除去任務が彼らに認められていることを実感でき、とても誇らしく思う」と述べた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事