【新華社鄭州7月4日】中国河南省南水北調弁公室(水不足解消のために南方の水を北方に送るプロジェクトの事務局)から得た情報によると、6月30日時点で、「南水北調」中央ラインプロジェクトで初となる北方への大規模な生態補水任務が全面的に完了、累計8億6800万立方メートルを北方に送水、その内、河南省へは5億200万立方メートルを送水したという。
同プロジェクトの計画によると、丹江口貯水庫の水量が十分であれば、沿線都市への飲用水供給の他に、沿線地域に対して生態補水も行う。2017年の秋から「南水北調」中央ラインプロジェクトの水源地である丹江口貯水区の降水量が多く、豊水期に入った後、漢江と丹江口貯水庫の水位が上昇したことなどを鑑み、関係部門は2018年4月-6月に「南水北調」中央ラインプロジェクトで初となる北方への生態補水を実施した。
計画では、4月17日から「南水北調」中央ラインの幹線用水路は、河南省を通る放水路18本とパイプライン4本を利用、河南省に生態補水を実施、10市がその恩恵を受けた。河南省の各受水地域は「多補水、多貯水、多利用」といった原則に基づき、補水計画の充実化・最適化を図り、科学的に管理・調整、パトロールを強化し、補水の安全性を確保した。
6月30日時点で、「南水北調」中央ラインプロジェクトは、河南省に累計5億200万立方メートルの生態補水を実施、沿線受水地域の地下水位が明らかに上昇、河川と湖の水質も大幅に改善された。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事