【新華社上海7月4日】中国とポルトガルの芸術家が7月1日から上海市で「一帯一路」コンセプトアート展を共同で開催している。「一帯一路」構想に賛同し、沿線国家の文化交流と協力の促進を目的としている。
中国とポルトガル両国の文化交流はここ数年でますます盛んになり、特に「一路一帯」の概念に基づく協力が増加している。6月にはポルトガルで「漢語橋」中国語コンテストの決勝戦を開催し、上海テレビフェスティバルでは「歓楽頌」などの中国ドラマの吹替版を制作しポルトガルのテレビ局で放送すると発表した。また、両国の芸術家の創作活動での相互交流も大幅に拡大している。
「一帯一路」コンセプトアート展を主催する上海復星芸術センターによると、今回の「実験的」な展覧会は、ポルトガル語の「サウダージ(saudade)」をテーマとする。「サウダージ」は追憶に対する複雑な意味合いがあり、現代の各国芸術家が文化を超えた創作を行う際の心情も表すという。 同テーマを中心に、中国とポルトガルの現代芸術家12人が、絵画、実体創作、インスタレーション、映像など約100点を出展した。
展覧会は上海市対外文化交流協会と在上海ポルトガル総領事館の協力で、8月26日まで開催され、芸術講座や映画鑑賞・分析、アートクリエーション市などの活動も行う。上海復星芸術センターは「一帯一路」中国・ポルトガル芸術展に続き、「一帯一路」シリーズの展覧会を開催し、さらに多くの沿線国家・地域の芸術家を招待するとしている。
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