【新華社フフホト7月2日】中国内モンゴル自治区中西部で旱ばつ被害が拡大し、一部地域で農作物の種まきができない状況となっている。
記者が自治区西部のバヤンノール市ウラド中旗や包頭市固陽県などで目にしたのは、例年であれば青々している草原が一面の荒れ地と化し、山の草木は枯れ、多くの農地で苗さえ植えられない光景だった。
同自治区水害・旱ばつ防災センターの発表によると、旱ばつは主に中西部の北側と東側の一部で発生しており、被害を受けた農地は1815万ムー(約121万ヘクタール)で、特に被害が激しい農地は556万ムー(約37万ヘクタール)に達する。また、被害を受けた牧草地は4億8700万ムー(約3246万ヘクタール)に上る。ポンプ式井戸2万5600カ所で水位が低下しており、住民9万8200人と家畜139万頭の飲料水が不足している。
旱ばつ被害の拡大に対し、同センターは旱ばつ4級緊急対応措置を発動、組織的な動員による減災活動を全面的に展開している。
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