【新華社ダーバン7月1日】楊潔篪中国共産党中央政治局委員・中央外事工作委員会弁公室主任は29日、南アフリカのダーバンで開かれた第8回新興5カ国(BRICS)安全保障問題上級代表会議に出席した。会議は7月に同国のヨハネスブルクで開かれるBRICS首脳会議の政治的準備に焦点を当て、国際情勢や地域の関心事、およびBRICS各国の平和維持活動やテロ対策、サイバーセキュリティなどの分野での協力強化について意見を交換し、広範な共通認識に達した。
楊潔篪氏は、国際情勢は現在、未曽有の複雑かつ大きな変化を経験しているとし、BRICS各国は世界平和の維持や共同発展の促進、グローバルガバナンス強化の重要な力であり、戦略的相互信頼と実務協力をさらに強化し、世界の平和と安定を守るために建設的な役割を果たさなければならないと表明した。
楊潔篪氏はまた、2017年のアモイでの首脳会議がBRICS協力の第2の「黄金の10年」を切り開いたと指摘。各国首脳のコンセンサスを全面的に実施し、多国間主義を確固として支持し、国連憲章の趣旨と原則を守り、政治的手段による紛争の平和的解決を堅持し、政治安全協力を強化するほか、新興市場国と発展途上国の共通の利益を守り、新しい国際関係の建設を推進し、人類運命共同体を構築しなければならないと強調した。
各国の代表者は、10年にわたるBRICS協力の共通認識は幅広く、成果は豊かだと表明。新たな情勢の下、BRICS各国は団結と協力をさらに強化し、国際ルールを共に守り、多国間主義を堅持し、グローバルガバナンスを改善し、既存および新しい安全の課題に効果的に対応し、世界の平和と安定、発展を促すために積極的に貢献しなければならないと表明した。
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