【新華社北京6月22日】サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の開催に加え、夏休みを控え、海外観光市場がますます熱を帯びてきている。
W杯は海外観光市場の人気を押し上げている。申万宏源証券のアナリストによると、開催国ロシアのビザが取得しやすく、所要飛行時間が短いことなどが原因で、ロシア大会は、2002年の日韓大会に続き、現地に赴いて応援する中国人ファンが最も多い大会となる可能性がある。データによると、中国人のロシア観光の注目度は昨年から38%高まり、最も人気の都市はモスクワ、サンクトペテルブルク、ソチとなっている。
観戦ツアーのほか、ロシア1カ国または欧州のほかの数カ国を加えたツアーもヒットしている。
夏休みを控え、学生を中心とした夏の旅行もシーズンを迎えている。オンライン旅行会社の驢媽媽旅遊網が6日発表した「2018卒業旅行消費動向報告」によると、卒業旅行の予約者は前年同期比で2倍近くに増え、5月中旬から出発のピーク期を迎えている。
この報告によると、卒業生には国内観光の人気も根強い。国内人気観光地の上位5位は、雲南省、四川省、北京市、上海市、海南省だった。関連調査の結果によれば、卒業旅行を希望する卒業生は93%にのぼり、そのうち48%はほぼ行程を決め、45%は準備中だった。
驢媽媽旅遊網海外観光担当者によると、観光シーズンの夏休みは、学生旅行のピーク期でもあり、家族旅行や修学旅行などの人気が高い。海外名門大学見学ツアーでは、ハーバード大、オックスフォード大、ケンブリッジ大なども多くの家族を引き付けている。データによると、夏の旅行の予約のうち学生旅行と家族旅行は6割を占めた。
平安証券によると、6月は欧州旅行のハイシーズンで、フランスプロヴァンスのラベンダーやブルガリアのバラの観賞の最良の時期に当たる。今年は中国EU観光年の一連の文化イベントも開かれることで、欧州ツアーは小幅に回復する見込みだ。
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