【新華社ウルムチ6月21日】新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州にある阿拉山口口岸(出入国検査場)は、中国北西地域最大の陸路の出入国検査場であり、有害生物の国内への侵入を防ぐため、現地の税関はさまざまな監督管理方法で、農林業の生産と環境を保護している。
阿拉山口税関の統計によると、今年1月から5月までに、同税関は2888件の動植物とその製品の検疫を行った。このうち409件が不合格で、80種類の有害生物を5376回検出した。
同税関総合技術サービスセンター動植物食品紡織実験室の李蘭副主任によると、阿拉山口で輸出入される動植物は主に小麦、ベニバナの種子、干しぶどう、羊毛などで、昆虫や雑草などを含む中国国内に持ち込まれるすべての動植物に対し、手作業と実験室で初期検査を実施しなければならないという。
同税関動植物食品検査検疫監管科の何伊寧主任によると、ここ数カ月、阿拉山口税関は輸入されたヒマワリの種から黒斑病を検出した。この有害生物は主にヒマワリの茎と葉、花弁に害を与え、減産や収穫不能につながるという。何氏は「これらの有害生物に対し、我々は監督・管理を強化しており、これらの貨物の積み替えや輸送の際は完全密閉して指定場所まで輸送して処理する。発生したその他の残留物については焼却し無害化処理を行っている」と述べた。
阿拉山口税関は通常の検疫検査だけでなく、輸入製品の品質に対する要求も徐々に引き上げている。また、国外の輸出業者に有効な措置を講じるよう促し、輸入製品の国外での検疫・有害物質除去などのプロセスを適切に行い、新しい監督方法で、貨物のリスクと企業の信用レベルに基づき、書類審査による評価を行っている。
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